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歯ぎしり防止装置

2023.04.01

歯ぎしりを防ぐ装置ってあるの?

柔らかいのと硬いのとどっちがいいの?

こんにちは。安城市の噛もうあ歯科医院院長の神谷繁彦です。

前に歯ぎしりについてお話ししました。 

昼間起きている時に、食いしばったりして、歯に無理な力をかけていることも原因です。

ゆっくり食べるなど歯に無理をかけないことも大切です。

でも、歯ぎしりは寝ている時に起きることが多く、歯に無理かけないでとお願いしても土台無理な注文です。

 明らかに、無理な力がかかっていたり、それが原因で歯に痛みが出ているようなら調整する必要がありますが、そうでなければ、早急な調整は、われわれ歯医者はいたしません。

しっかり判断しないと自体をさらに悪化させる危険があります。

また天然の歯ができるだけ削らないほうが賢明です。

でもどうしても治らないときはマウスピース(歯ぎしり防止装置)が必要に」なってきます。

マウスピース(歯ぎしり防止装置)は夜寝る時に入れるので、ナイトガードともいいます。歯ぎしり防止装置は、実は歯ぎしりによる害を抑えるための装置で、装置自体に歯ぎしりを防止する機能はないと考えられているからです。

今回はこの歯ぎしり防止装置についてお話しします。

 

歯ぎしり防止装置の種類は主に2種類あります。

  • ソフトタイプ:

ゴムなどの柔らかい素材でできています。

利点は装着による違和感は少ないことです。

欠点は柔らかいがゆえに歯ぎしりによる力が強い場合は削れて穴が空いてしまうことがあります。

  • ハードタイプ:

レジンと呼ばれる硬い樹脂素材でできています。

利点は削れて穴が空くなどのトラブルは少ないです。

欠点は、装着時の違和感が強く、噛み合わせの調整に手間取ることがあります。

 

製作方法

 ご自分で作るタイプ(お湯につけて柔らかくし、咬みこみます。しばらくして冷ましてから取りだし製作するマウスピースです)もありますが、精度や、咬合バランスの調整など、やはり専門家である歯科医院にお願いするのが良いと思います。

 歯の型をとり、石膏で模型を作ります。それに合わせて材料を合わせて作ります。

そして口腔内で試適ご。完成となります。

よって2回の来院でお渡しできます。

日々のお手入れは義歯とほぼ同じです。マウスピースは毎日お口の中に入れるものなので、正しいお手入れ方法を守り、清潔に保っていきましょう。

 

取り扱いの注意

⚫水道水で洗う

一番手軽で簡単なお手入れ方法です。

指でやさしくこすりながら水道水で洗います。

「やわらかめの歯ブラシ」で磨いてもいいですが、「研磨剤入りの歯磨き粉」 は使用しないでください。マウスピースに傷がついてしまいます。

目に見えないような細かい傷でも、そこから雑菌が入り、汚れの温床になってしまうこともあります。

よって歯磨き粉を使う場合は、研磨剤の入っていないものを選びましょう。

⚫専用の洗浄剤を使用する

歯科医院やドラッグストアなどで売っているマウスピース用の洗浄剤を使って洗浄する方法もあります。

汚れやすい方は義歯の洗浄剤を使用してもいいでしょう。

目に見えない汚れやニオイをすっきりと落とせ、除菌もできるおすすめの洗浄方法です。

普段は水洗いで、週に1回程度(または汚れやニオイが気になったら)洗浄剤を使用してもいいでしょう。

★「つけ置きタイプ」の洗浄剤は、

水かぬるま湯に洗浄剤を溶かし、そこにマウスピースを入れるだけで洗浄できるので便利です。

つけ置き時間は商品によって違いますが、5〜30分程度が多いようです。

ただ、長く浸けすぎるとマウスピースが劣化してしまうので、使用時間は必ず守りましょう。

洗浄後は水でよくすすぎ、乾かします。ただしハードタイプは乾かしたままにしておかないでください。

注意すること

マウスピースは熱に弱いです!熱湯消毒は変形してしまいますのでNGです。

また夏場は直射日光を避けて保管します。

専用ケースに入れて保管すれば、変形・破損・紛失のリスクを減らせます。

 

いかがでしょうか。

マウスピースは時間が経つと、すり減って穴があいたり、変形しまうことがあります。

修理もできますが大幅な修復を要する場合は新製したほうがいいでしょう。

個人差や使用頻度にもよりますが、1年くらいが一般的に寿命と言われています。ソフトタイプですぐに穴が空いてしまう場合にはハードタイプの作成を検討しましょう。

また、定期的にマウスピースに穴が空いてないかどうか歯科医院でチェックしてもらうことも大切です。

ご心配なことがありましたらご相談ください。