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根面う蝕について(その2)

2024.02.09

根面う蝕ってどのように治すの?

根面う蝕を作らないようにするにはどうしたらいいの?

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

前回は根面う蝕についてお話ししました。

今回は根面う蝕の治療法と予防についてお話しします。

 

  • 根面う蝕の治療と予防

普通の歯のう蝕とほぼ同じです。

ただ、できる場所が歯ぐきの近くということで少し扱いを変えるときがあります。

通常進行して穴があいている根面う蝕はむし歯の除去後にコンポジットレジン(プラスチック)などのつめ物をします。

その一方で、歯を削ると歯の寿命が短くなることもあり、むし歯がない場合は予防処置により歯を削らずに進行を抑えていくことが可能なこともあります。

また削れた場所の歯の表面をざらざらにして詰め物を行うこともあります。

歯を削らない治療としては、フッ素を塗ったり(フッ素塗布)、むし歯の進行止めの薬(サホライド)を塗る方法もあります。

1)コンポジットレジン、グラスアイオノマー充填

コンポジットレジンとはプラスチック(レジン)でできた材料で、むし歯を削り取ってつめます。

また、むし歯がほとんどない場合はグラスアイオノマーというガラス系のザイル用を使用して埋めることもあります。

健康保険適応の材料で、歯と同じ色のため見た目がよいという利点があります。

2)フッ化物(フッ素)

初期の根面う蝕に対しておこなわれます。2016年に健康保険適応となり、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗ることによりむし歯の進行を抑えていきます。

3)むし歯の進行止めの薬(サホライド)

フッ化ジアンミン銀という成分の薬を塗ることで虫歯の進行を抑えます。この治療においては日本保存歯科学会では年1回の薬の塗布を推奨しています。

もともと小児の虫歯を対象におこなわれてきましたが、2016年から大人の虫歯に対しても健康保険適応になりました。

薬を塗った歯の面が黒くなる欠点がありますが、費用も安く簡単にできる処置のため、要介護高齢者を中心に根面う蝕の治療で使用されます。

時が立ってどうしても充填したいときにはむし歯の進行が止まっているというケースも多々見られます。

  • 根面う蝕の家庭での予防方法

1)歯磨き(歯磨剤)

家庭での根面う蝕の予防方法としてはフッ素入り歯みがき粉(フッ素濃度1100~1400ppm)とフッ素洗口(同250~900ppm)を毎日使用することにより、虫歯の進行を抑えていくことが可能とされており、これも日本歯科保存歯科学会が推奨しています。

ただ、歯磨剤の中には研磨剤の入っているものもあり、歯ぐきの歯質を削ってしまうのもありますので、ほんの少量での使用をお勧めします。

2)フッ素洗口

フッ素洗口には250ppm、450ppm、900ppmのフッ素濃度のものが販売されており、どの濃度のものを使用するかは歯科医師の診断のもとでおこないます。

 

そして、根面のむし歯の予防のポイントを申し上げます。

  • 歯肉を下げない!

根面う蝕は歯肉が下がって根面が露出露出することでむし歯になります。

つまり、「歯肉を下げない」、「歯の根の部分を出さない」ことが一番の予防になります。

特に歯肉が下がる一番の原因となるのは「歯周病」です。

歯肉の腫れや歯のぐらつきなどを感じる前から、歯科医院にメインテナンスに通って、定期的に歯周病の検査をしてもらいましょう。

また、その際は歯のクリーニングもしてもらいましょう。

ということは、磨き方にもご注意ということになります。

むし歯と同じように、根面う蝕の予防も歯みがきが基本です。

日常的に力を入れ過ぎて磨いていると、かえって歯肉を傷め、歯肉が下がる原因となります。また力が弱いと歯の汚れ(プラーク)が落ちませんので、これもよくありません。

歯肉を傷つけない、なおかつプラークが落ちるような優しく丁寧な磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。

  • フロスや歯間ブラシを使おう。

歯と歯の間の清掃がおろそかだと、そこから歯周病になってしまいます。

フロスや歯間ブラシを日常のケアに取り入れましょう。

根面にむし歯ができはじめる場所も歯と歯の間の根元まわりが多いので、一石二鳥の予防手段になります。

 

  • フッ素をもっと活用する!

高濃度のフッ素配合歯磨き剤や、フッ素洗口液を利用して、フッ素が歯を補修する力をさらに強化しましょう。

歯みがき剤と洗口液、両方使うとさらに予防効果がアップします。

  • フッ素配合歯みがき剤

適切な濃度のフッ素をお口の中に長時間残すため、すすぎは最低限(なるべく1回)、水はおちょこ一杯分ほどにしましょう。

  • フッ素洗口液を使う!

フッ素配合歯みがき剤での歯磨き後に、さらにフッ素洗口液でフッ素を歯に供給できます。

ブクブクうがいをしたあとは、水ですすがないように。就寝前の歯みがき後の使用がお勧めです。

日本で現在市販されているのはコンクール、オラブリスです。

 

いかがでしょうか。

このようなことも生活習慣の一環ですので、ぜひ実行して習慣化してみてはどうでしょうか。