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痛くない歯科の麻酔その3—麻酔が全く効かない人のための麻酔

2024.03.14

前に歯の麻酔をやったけれどまったく聞かない!どうしたらいいの?

もっともっと強力な麻酔ってあるの?

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

前回は2回連続で歯科の麻酔の話をさせていただきました。

ただ、前に申し上げましたように麻酔の効果は人によって違いがあります。

現実、同じような麻酔を行っても効果が悪い、または全く効かない方もおられます。

そのために前に書かなかった以下の方法で麻酔を行うこともあります。

 

(A)歯根膜麻酔

歯根膜注射は伝達麻酔や浸潤麻酔と同じく局所麻酔の一種です。

歯根(歯の根っこ)は「歯根膜」という膜でおおわれています。

これは歯と顎の骨を結んでいる靭帯なのです。

これがあるために人はものを噛むときに衝撃を和らげてくれるのです。

また、歯周病が進むとこの人体で結ばれている歯と骨とがはがれてきます。

歯根膜とはそのような組織ですが、ふつうの歯の麻酔が効かない時は、歯根膜麻酔と言って、ここに麻酔薬を注入し、染み込ませます。

組織が狭い分、麻酔薬はかなり確実に歯の根の先に到達し、よく麻酔が効くのです。

よって浸潤麻酔がなかなか効かない時に追加の麻酔としてよく使われ、 神経に届きやすくスムーズに効いていくのが特徴です。

ただ、歯根膜の特徴として炎症が起きた場合になかなか引かなく、かみ合わせの時に痛みが残る、また違和感が残ったり、歯の周りの細菌を針や麻酔薬で歯茎に押し込むなどして、軽い炎症が起きたりしますことがあります。

そのため麻酔を入れる量は0.1~2mlぐらいしか入れることができません。

できるだけ上記の症状が出ないようにしています。

仮にこれらの症状が出たとしても、数日で治るので安心して治療をお受けください。

 

(B)歯髄腔内麻酔

どうしても麻酔が効かない時の最終手段として用いられることがあります。

麻酔を行っても歯を削る時の痛みが残っている、また歯の神経をとっても器具を射Þれると痛みが残るなどの症状がある場合、神経のある空間(歯髄腔)まで削る機械で歯を削って穴を開け、その穴から見えている歯髄に直接麻酔を行う方法です。

歯の痛みを感じる神経(歯髄)に直接麻酔薬を入れるので、ほぼ100%麻酔は効きますが、直接神経に触って麻酔を行うため、最初は一瞬の激痛があるのが大欠点です。

「歯医者さんでの麻酔が全然効かなかった!」、「麻酔の時に物凄い激痛を感じた!」

という辛い経験をされた方がされた麻酔は、もしかしたらこの髄腔内麻酔かもしれません。

一瞬であれ、強い痛みを与えてしまうので、正直できる限り避けたい麻酔でもあります。

 

(C)伝達麻酔

どうしても効かない時には前に名前だけ出した伝達麻酔を使用することもあります。

脳から歯の歯髄まで走行している神経が枝分かれする前の途中の部分に麻酔をすることで、広い範囲にい麻酔を効かせる方法です。

歯科で行う伝達麻酔で麻酔する部分によって、下顎孔伝達麻酔、大口蓋口伝達麻酔、後上歯槽神経伝達麻酔などいくつかあります。

一般歯科でよく用いられるのが「下顎孔伝達麻酔」です。

これは下の親知らずの抜歯の時に、よく用いられる伝達麻酔の一つです。

麻酔を行う場所は下顎神経がの骨の中に入る場所(下顎孔)で、下顎の左右半分(麻酔を行った側)と下唇の左右半分、舌の左右半分を麻酔させることができます。

通常よりも太くて長い針を用いて、口の中から喉の奥に麻酔を行います。

通常の浸潤麻酔では2~3時間程度麻酔が効いていますが、伝達麻酔では4~6時間程度麻酔が効くことがあります。

しっかりと麻酔が効いてくれるため、下の奥歯で痛みが出ている場合、また麻酔を効かせたい場所の付近に炎症が強い場合などは必須になってくる麻酔と言えます。

 

◎まとめ

当院の治療にあたって先ほどの患者さんのように「最初から最後まで、全く1回も痛みを感じなかった」と言ってもらえるよう(感じてもらえるよう)なイメージを目指そうと考えております。また努力します。

痛みを感じるというのは感覚的・心理的な要素な影響が大きく、緊張している状態だとより痛みを感じてしまいます。つまり、無痛治療にはリラックスすることも大切です。

そのために当院では、明るい雰囲気作り、コミュニケーション、リラックス効果があるBGM、アロマ、治療中のちょっとしたお声かけなどを大切にしています。

 緊張がほぐれた結果、「痛いのが怖い」と言っていた方でも「安心して治療を受けられた」という方をたくさん作りたいのです!

 

 

いかがでしょうか。

歯科が嫌われる3大理由は、①痛む、②振動がある、③音がうるさいかと思います。

そのうちの①痛むをできるだけ抑えるように我々歯科医は努力しております。

先日、患者さんから「丁寧に麻酔をしてもらえるので、治療中はほとんど痛みを感じなかった。」というお褒めの言葉をいただきました。

100%痛みをなくすのはなかなか至難の業ではありますが、できるだけリラックスできるよう、麻酔に関しては「ほんとにやったの?」と思われるくらいの麻酔を行うようにしたいと考えています。