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予防歯科の方法ってどんなことをするの?

2022.11.24

予防歯科ってどんなことをするの?

予防歯科は歯医者で行うの?家で行うの?

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長のk佐都重彦です。

前回予防歯科の概要についてお話ししました。

では、予防歯科を行うには具体的にはどんなことを行うのでしょうか?

まずはお口の中の審査、検査、診断を行います。

そしてその方法にプロフェッショナルケアとセルフケアがあります。

プロフェッショナルケア

1,スケーリング

スケーリングとは歯石を除去することです。超音波スケーラーという、振動を利用して歯石を分解して除去する器具を使用します。

 

2,PMTC

PMTCとは(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略です。歯科医師または歯科衛生士が専用の器具や薬品を用いて歯の清掃を行います。

歯科衛生士、または歯科医師が機械を使って、普段の歯みがきでは落としきれない汚れを徹底的に除去します。

汚れを落とした後には、歯を滑らかに磨き上げることで、着色汚れや歯垢の再付着を防ぐことで、予防効果を発揮します。

 

3,ブラッシング指導

お口の環境や歯の性質は一人ひとり違い、その人に合ったブラッシング方法や歯ブラシの選び方があります。

最適なブラッシング方法のアドバイスを受け、正しいブラッシングをマスターして日々実践することが、予防歯科において最も大切と言えます。

 

4,フッ化物塗布

フッ素は歯の構造を強くしたり、初期のむし歯を修復したり、むし歯菌の力を弱めたりする作用があり、むし歯予防に大きな効果が期待できます。

 

5,メインテナンス

そして上記の処置を定期的に行います。来院する頻度は月に1回から半年に1回程度で、患者さん一人ひとりのお口の中の状態により決定します。

当院では今まで6か月を主体にしていましたが、最近は間を4ヶ月に縮めてお願いしております。

 

 

 

セルフケア

セルフケアとは自分でのお口の手入れのことです。

やることについては以下に述べます。

1,器具によるお口のクリーニング

歯ブラシでの歯磨き

歯ブラシは使い心地がよく、ヘッドの大きさは小さめもの、ブラシの硬さはふつうかやわらかいブラシを選びましょう。

毛先の硬い歯ブラシはお口の中の凸凹の凹みに届かないのであまりお勧めできません

理想的には1日3回、毎食後に歯を磨くことですが、それが難しい場合は最低でも1日2回、朝と夜に丁寧に時間をかけて磨きましょう。

 

デンタルフロス(糸ようじ)・歯間ブラシ

いくら丁寧に磨いても、歯ブラシだけでのブラッシングでは、歯垢は60%ほどしか除去できません。とくに狭い歯の隙間には、デンタルフロスや歯間ブラシなどの使用が不可欠です。

そして歯ブラシでの歯磨きと、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシの併用をおすすめします。

 

2,習慣の改善

習慣は人から指摘されて気づくものも多いです。とくに「歯ぎしり」は家族や歯科医に指摘されるまで気づきません。ここでは主に2つの改善すべき習慣について説明します。

 

「ダラダラ食い」をしない

ダラダラ食べはむし歯の原因になります。飲食物に含まれる糖分を栄養にして、むし歯菌は歯の表面を溶かし始めます。テレビなどを見ながらダラダラ食べ続けることで、たとえ少量でもお口の中は常に糖分が含まれることになり、歯は溶け続けてしまいます。これは甘いジュースやスポーツドリンクも同様です。食事やおやつはメリハリをつけて摂取することが大切です。

 

食いしばり、歯ぎしりを防ぐ

食いしばりや歯ぎしりは歯にとても大きな負担がかかり、歯に痛みが出たり、歯がすり減ったりと悪影響を及ぼします。

食いしばりは意識することで防ぐことができます。

また歯ぎしりは自分では防ぐことができません。日常のストㇾスが原因になっていることもありますので、ストレスをためないようにしてください。

対策はとりあえずは専用のマウスピース(歯ぎしり防止装置)を就寝時に装着するのが最もいい方法でしょう。

マウスピースは保険適用となります。ご相談ください。

 

いかがでしょうか。

皆さんは一生自分の歯でものを食べたいと思っておられると思います。

むし歯や歯周病などになりにくいように、日ごろからお口の手入れに努めていただければと思います。