子どもが学校から歯科健診結果をもらってきたけれど、どうしたらいいの？

健診結果の内容はどう見ればいいんの？

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

お子さんをお持ちの皆さん、お子さんの学校での歯科健診は終了したでしょうか？

さて学校歯科健診が終わると、異常のあるお子さんたちは通知をもらうと思います。

今回はこの通知と対処の仕方についてお話ししいうと思います。

「異常なし」の場合。

この場合、通知は出てきません。非常に状態がいいのです。

だからといって放置しないでください。放っておくとお口の中が汚れがたまってくるかもしれません。

やはり定期的にお口の中のクリーニングを歯医者さんで行ってください。

これからも食生活や口腔清掃に気を付けて健康な状態を保ちましょう

「要観察（または相談）」→歯科医師による診断が必要

歯磨き、食生活に十分注意しましょう。

歯肉炎などでこの通知を受け取ったら、歯医者さんで磨きなどについて教えてもらってください。

その他顎関節症語が鳴る、開口時に痛むがあるなどの場合は歯医者さんでご相談ください。

歯科医院での確認は必要ないですが、持参していただけると助かります。

歯科医院で継続的な指導、管理を受けましょう

「要精査（または要治療）」→歯科医師による診断が必要、治療証明ををもらってください。

この場合は確実な治療が必要のことが多いので、早いうちに歯科医院で、精密検査、治療を受けましょう

そして、受診結果を学校へ提出します

結果の紙は、おうちの方、お子さん自身も気が付いていないう蝕、歯肉および歯並びなどの状態を確認すること、そして治療が途中になっている部分の治療再開を促すことも目的となります。

う蝕や歯肉炎の状態が早期あるいは軽度であれば、治療の期間、負担の軽減にもつながります。

この通知を受け取った時、結果にC、CO、GOなどと書かれていることがあります。

これはどういったことでしょうか？

実はこれらはアルファベットの略号です。

C　・・・（Dental） Caries　う蝕

G　・・・Gingivitis　歯肉炎

O　・・・Observation　経過観察　　となります。

例えばCO（シーオー）は経過観察が必要なう蝕を認める、GO（ジーオー）は経過観察が

必要な歯肉炎を認めるということになります。

学校歯科健診はう蝕、歯肉の状態だけではなく、顎の状態、歯並び、舌・歯肉などの粘膜など、お口の中をくまなく確認しています。

歯科受診が必要と判断された場合には、お子さんのお口が健やかに成長してゆくためにも、

学校歯科健診後の歯科受診はとても重要になります。

いかがでしょうか。

学校歯科健診で歯や歯ぐき、顎関節などの異常を指摘されたら、当院までご連絡ください。

早ければ早いほどいろいろな症例に対応できます。

歯並び・噛み合わせの異常も治療によって改善することが可能です。