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歯の神経が見えても必ずしも取らなくていい?

2021.01.22

(2021年1月22日)

『歯の神経が見えたら必ず取らなければいけないの?』

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

今日は歯の神経を残すお話をしたいと思います。

歯の神経(歯髄)は歯の痛みを感じるだけでなく、歯に血行や栄養・水分の循環を行なってます。

よってむし歯などで歯にダメージが起きても、神経に影響がなければ、

歯の寿命を延ばすためにできるだけ神経は取らずに残したいのが歯科医師としての理想です。

神経を取った歯は栄養がいきわたらないので、時間とともにもろくなって歯の寿命が短くなるからです。

しかし、感染を起こしてしまった神経は、逆に取り除かないと、歯と痛みが出て近い将来日生活に支障をきたし、

そして細菌が広がって歯やその周りの組織を悪くしてしまうので、取るしかありません。

 

しかし、時に歯の神経が見えても症状がない、または軽い場合は神経を残すことができる場合があります。

特に若い方ほど残せる確率が高くなり、高齢者ほど残しにくくなります。

但し高齢者は前にお話したように二次象牙質ができていて神経が見えにくくなっています。

 

神経を残す場合、まず穴の中のむし歯をきれいに取り除きます。

そして神経が露出した部分を材料で覆い、1か月ほど放置して様子を見ます。

その間に症状が出なければ詰め物を入れる治療に入ります。

症状が出た場合は、残念ながら神経を取らざるを得ません。

 

いかがでしょうか。

この場合でも早めの手当て、処置が重要です。

症状がなくても歯に穴が開いている方は早めにご相談ください。