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残すべき親知らず―すべて抜くのはもったいない!

2021.11.29

『親知らずが見つかったら必ず抜かなければいけないの?』

『使っている親知らずも抜かなければいけないの?』

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

前回、親知らずについて抜くべきか残すべきかの話を出し、抜くべき場合の説明をさせていただきました。

今回は残すべき親知らずについてお話ししたいと思います。

親知らずといえども人の歯であることには変わりありません。

ちゃんと機能しているならば抜くのはもったいないですよね。

 

①親知らずが上下しっかり生えていてちゃんとかみ合っている場合。

この時はちゃんと機能しているので抜歯するのはもったいないです。

ただ、ここまで歯ブラシの毛先がちゃんと届き、しっかり磨けていることが条件になります。

親知らずといえどもプラークなどがたまっていてはやはり歯周病になります。

そして口の中の細菌などが増殖すれば炎症が起き、歯茎が腫れてしまいます。

ちゃんと生えていても炎症がしょっちゅう起きる、または日常生活に支障となる場合は抜歯せざるを得ません。

 

②親知らずが歯並びに悪影響を与えずにちゃんと機能している場合

親知らずは必ずしも親知らず同士で嚙み合っているとはかぎりません。

場合によってはその前の歯と噛み合っていることもあります。

周りが清潔に保つことができる場合はそのまま保持することも選択肢の一つになります。

③抜いた後のリスクが明らかに大きい場合

 親知らずが顎の骨の奥深くにある場合、あご全体、またはほかの歯に影響を与えないまたは症状がないことがあります。

これをわざわざ骨などを削って抜歯するのはかえってお口の中を傷つけることになり、また感染の機会が増えたりしてデメリットが大きいので、あえて抜歯はしません。

ただ、後で悪さをすることもわずかながらありうるので、親知らずがあることを頭の中にしまって起きたほうがいいでしょう。

④親知らずをほかの歯の代用に使用する可能性がある場合

親知らずの生え方によって歯を移動させて手前の第二大臼歯の代わにすることがあります。

また、条件がいい場合は歯の移植ができることがあります。

⑤親知らずをブリッジの支台に使用する可能性がある場合

健康保険でも親知らずをブリッジの支台に使うことが認められています。

第二大臼歯がむし歯や歯周病などで失った場合にその効果を発揮することがあります。

 

いかがでしょうか。

親知らずといえども使い方はいろいろあるのです。生えてきたらしっかり歯ブラシの毛先を届かせて、しっかりブラッシングを可能な限り行ってもらうといいでしょう。