詰め物、かぶせ物が取れてしまった! ―条件が合えば再使用が可能。
2023.05.08
詰め物が取れた。再度使用は可能ですか?
早く撮れた詰め物を入れてほしい!
こんにちは。安城市の神谷歯科医院、院長の神谷繁彦です。
ゴールデンウイークが終わり、世の中の活動が再開しました。
当院も診療は元通り再開しています。
さて休み明けで診療を行っていると、以下のような問い合わせをいただきます。
「詰め物、被せ物が取れた!」
その場合はどのように対処するのでしょうか?
来院する時には、外れたものを持ってきてください。
再使用できる場合があるからです。
まず、詰め物の場合。
まえに詰めたものがプラスチックの場合、これは残念ながら再充填になります。
最近出てきた新しい詰め物、CADCAM、ジルコニアインレーなどは再使用できる可能性があります。
また金属インレーなども再使用できる可能性があります。
次に被せ物の場合。
単に接着剤が古くなったなどの理由で取れた場合、再使用ができるケースが多々あります。
取れたものをなくさないように大事に保管してください。
被せる歯の中でむし歯が広がった場合は、そちらの治療を行ってから新たに被せ物を作成することがあります。
時々、歯周病などで自然脱落した歯を持参される方がおられますが、さすがにこれは再着はほとんど不可能です。
被せ物の中でむし歯が広がった場合、またむし歯が神経に近かった場合は、神経が後に炎症を起こす可能性があります。
術後に痛みを起こしますのでそのときは神経をとる処置を行います。
いずれにしろ、詰め物が取れた場合はできるだけ早く来院してもらったほうが有利です。
長く放置した場合は、むし歯がある時は進行します。
神経が残せる歯が残せなくなってしまいます。
または歯が移動して前に詰めた部分の隙間がなくなって再治療、または再製作になることもあります。
いかがでしょうか。
ゴールデンウイークで歯医者さんの休診が続いたので、脱離した詰め物をそのまま放置しておられる方がいらっしゃるかと思いますが、できるだけ早くご連絡ください。
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