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誤嚥性肺炎

2020.09.04

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

前回誤嚥についてお話ししました。

この誤嚥が頻繁にあると誤嚥性肺炎を起こすことがあります。

 

実際に誤嚥を含めた肺炎、最近は日本人の死亡原因第3位という高い割合を占めるようになってきました。

肺炎は、近年入院を要した高齢患者の肺炎の種類を調べたデータによると、80歳代の約8割、90歳以上では9.5割以上が誤嚥性肺炎であったと報告されています。

これは飲み込みに関係する機能が低下している(嚥下機能障害)ことが背景にあります。

 

通常、私たちが口の中へと運んだ食べ物は、咽頭を経て食道を通り、胃へと送られます。

ところが、飲み込み(嚥下)の機能が衰えると、食べ物が誤って喉頭から気管支の方へ入ってしまいます。これを誤嚥と言います。

この誤嚥したものがもとになって肺炎が発症するのです。

誤嚥性肺炎は、食べ物などの飲み込みがうまくできなくなることも背景にあります

しかし食物の場合、かなりの割合で「むせ」が起こりますのでわかりやすいと思いますが、

問題は不顕性誤嚥です。

 

不顕性誤嚥とは誤嚥が起きているのに症状があまり出ない誤嚥のことを言います。

そして高齢者に多く見られます。

特に唾液の誤嚥の場合は液体ということもあり、あまり「むせ」のような症状は起こりにくいようです。

しかし誤嚥が起こっても、肺で吸収されることがかなりあります。

この唾液、成分が体内からのものならいいのですが、口に中の細菌などが混じっています。

不顕性誤嚥は嚥下とは無関係に続くことから、細菌も肺の中に入りやすいのです。

若い人ならば、肺に少々の細菌が入っても抵抗力があるので退治してしまいますが、

高齢者は抵抗力が落ちていることもあり、また嚥下機能が低下していることもあってどうしても菌が肺にたまりやすいのです。

そうすると肺に残った菌が炎症を起こして肺炎を起こしやすくなるというわけです。

 

これを防止するには主に2つのことが考えられます。

1つはのどの筋肉を鍛えて誤嚥を抑制することです。

これには「パタカラ」運動があります。

もう一つは唾液の中の細菌を減らすことです。

このためにはしっかり歯磨きをする、または口腔ケアをしっかり行う事です。

 

口腔ケアについては当院でしっかり行うコースがあります。

但し定期的に通う必要があります。

しっかりお口の管理をしたいという方はぜひとも当院へご相談ください。