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ジルコニアとは

2020.09.06

こんにちは。安城市の神谷歯科医院、院長の神谷繁彦です。

前回お話ししたように前歯や奥歯に被せ物をする時に、白いものにするか悩まれている方も多いと思います。

本日は、自費の材料ですが、最新の白い材料であるジルコニアについてお話しします。

 

ジルコニアとは主成分は二酸化ジルコニウムで、人工ダイヤモンドとも呼ばれてるくらい硬い材料です。

強度が高く、そして身体にも優しい素材であるため、医科では骨の代替材料として、人工股関節などに使用される、安全なセラミック素材になります。

歯科ではかなり強度があるため、単独の詰め物、被せ物や、橋渡しの被せ物(ブリッジ)に使います。

 

ジルコニアのメリットについて紹介します。

1.割れにくい

以前から用いられていたセラミックは、石や飴などを噛むと割れることが多いため、奥歯など力のかかる部分には不向きでした。

ところがジルコニアは、強度が高いため、奥歯にも使用可能となりました。

保険で使用している金属(金パラジウム銀合金)より強いのです。

2.身体に優しい素材(アレルギーの心配が少ない)

金属を使っていないのでアレルギーも少ない事も特徴です。

3.白くて見た目が良い

白い材料なので、見た目も美しく審美的な素材です。

4.変色が少ない

プラスチックとも比べて変色も少ない材料になります

 

次にデメリットとそれをカバーする方法についてもお話しします。

1.保険がきかない(全額自費)

ジルコニアの最大のデメリットは、保険がきかないという事です。最新の治療なので、また保険では認可されていません。

2.自然な白さにはならない単体ではスペクトルが出る

ジルコニアはもともと乳白色(真珠色のような白色)なため、単体ではスペクトル(虹のような色)が出ます。自然な歯の白さを細かく表現する事は難しくなります。

そのため、目立つ場所にはセラミックを表面に張りつけて色の補正を行います。

3.取れやすい

表面が滑沢で、接着剤にくっつきにくいので、他の材料に比べて、取れやすい事も特徴です。それを補償するために特別な材料を介在させます。

 

最近はメタルフリーと言って、金属を使わない治療を選ばれる方も増えてきました。

きれいにかつ丈夫なものをかぶせたい、それが自費でもいいのでそれ以上の価値があると考えておられる方はジルコニアも選択の一つに加えてみてはいかがでしょうか?