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6歳臼歯とは?

2020.09.25

 

よく「6歳臼歯」という言葉を耳にしませんか。

 これは永久歯の第1大臼歯のことなのです。

 

実際には4歳半~9歳くらいに生えてきますが平均6歳頃に生えてきますので、「6歳臼歯」と呼ばれています。

子どもの歯は通常20本あります。これらの歯はその下に永久歯があり、その歯の根を吸収して生え変わって永久歯が出てきます。ところがこの「6歳臼歯」は乳歯の奥歯の後ろに生えてきます。生えてくるところに乳歯がありません。

 

この歯は成長発育に非常に重要な役割を持っています。

 

1.  歯並びの大きさを決める。

成長発育とともに顎は大きくなってきます。そうすると歯の奥の方に隙間ができます。それを埋めてくれるのがこの6歳臼歯と12歳臼歯なのです。

これより前の歯並びの大きさはこの歯の位置でほとんど決まってしまいます。

 

2.  生えてくるときに痛むときがある。

6歳臼歯は上に乳歯がありません。そして噛む面の溝が深くて複雑です。歯肉の皮から顔を出して生えてきますので、その時に歯肉が赤く腫れ、痛みや違和感を訴えることがあります。

 

3.  噛み合わせの高さが決まる。歯並びも決まる。

今まで乳臼歯で噛み合わせの高さを保ってきたのですが、6歳臼歯が噛むようになるとこれで高さが決まるようになります。それで6歳臼歯(第一大臼歯)は、「噛み合わせの鍵」と言われます。そうするとその前の乳歯が抜け変わるようになります。それで歯並びが決まってきます。

 

4.  むし歯になりやすい。

前にお話ししたように、6歳臼歯は歯の噛む面の溝が深くて複雑です。

おまけにもともとこの上に乳歯がないので歯ブラシの毛先を届かせる習慣がついていません。それで食べかすやプラークが溜まりやすく、むし歯ができやすいのです。

 

このような歯は大事にして守っていきたいですよね。

どうしたらいいか次にお話したいと思います。