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2種類の歯の痛み

2020.10.21

(2010年10月21日更新)

 

こんにちは安城市の神谷歯科医院院長、神谷繁彦です。

前に「歯がしみる」ことをここに書きました。

さてそれを通り越して歯が痛む、または疼くということがあるかと思います。

今日はそれについてお話したいと思います。

 

まず、歯の痛みは大きく分けて2種類あるかと思います。

一つは針を刺すような鋭い痛み、もう一つは鈍器で叩かれたような鈍い痛みかと思います。

 

まず、針を刺すような鋭い痛みについて

これは主に歯の神経の炎症が強くなった時の痛みです。

原因はむし歯の放置、象牙質知覚過敏症の症状の増強、歯のひび割れ、歯を削ったところの切削熱、その他の外部刺激などです。

治し方はかなりの場合、歯の神経を取らざるを得ませんが、歯の神経を取ると歯の寿命が短くなってしまいますので、残せる可能性のある時は鎮静剤を張りつけて様子を見ることもあります。

神経が残せる症例はわずかですので、残ったら幸運かと思います。

 

次に鈍器で叩かれたような鈍い痛みです。

これは歯の中の神経でなく歯の周りの組織、主に歯と骨をつないでいる歯根膜というところに炎症が出た場合に出る症状です。

原因は鋭い痛みを放置して炎症が歯の根の先から広がった、前に歯の根の治療を行ったがその効力がなくなってきた、また歯周病がひどくなって歯根膜に炎症が起きた、などです。

歯根膜に炎症が起きるとそこの内圧が高くなってきますが、この圧を逃がす組織が歯根膜の周りにありません。

放置するとより内圧が高まって痛みがひどくなってきます。

 

治療法は、主に歯の根の治療を行いますが、その場で治療がしにくいときは痛み止め、特に後者の場合は化膿止めを出して様子を見ることもあります。

場合によっては抜歯もありうるかもしれません。

 

どちらの場合も痛みがあるのは日常生活に支障があるかと思いますので、早めに歯科医院にご相談されるとよろしいかと思います。