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痛んだむし歯を放置しておくと大ごとに!

2020.10.24

(2020年10月24日更新)

こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。

当院では歯の神経(歯髄)を取る治療も行っております。

でも本当は歯の神経を生かせるなら取りたくないのです。

なぜなら歯の神経を取ると歯の寿命が短くなるからなんです。

 

ここで歯の神経と言っておりますが、実際は神経だけでなく、血管などの組織が入っています。つまり、歯の中には血液が通っているのです。歯は生き物なのです。

歯の中にはカルシウムやたんぱく質などがあり、そのままの状態ですと組織が劣化し、日々が入ったり割れやすくなってしまいます。

血液が通っていることで、歯の組織の代謝(組織の入れ替え)が行われているのです。

 

じゃあ症状があっても歯の神経は残した方がいいじゃん!とお思いになられる方が多いと思います。

しかし無理やり歯の神経を残しておくと、日常生活に支障が出るばかりでなく、いろいろな病気のもとにもなりうるのです。

まず、歯の痛みはむし歯などで歯の神経に炎症が出た場合、最初は冷たいものだけにしみます。そのまま放置し、症状がひどくなると暑いものにもしみるようになります。

場合によっては昼間は何ともないのに夜になってくると痛んできます。ひどいと夜も寝られなくなるくらい痛みます。

しばらくすると我慢できないほどの痛みはスーッと消えます。

ここで歯の病気が治ったと思うのは大間違いです。歯の神経が死んでしまったので何も感じなくなっただけなのです。

 

その後ものを噛むと重い痛みが出るようになります。炎症は歯の根の先から広がった証拠です。この中にはたいていばい菌が含まれており、これが血液の流れに乗って全身に広がることが多いのです。これを歯性病巣感染症と言います。

これには心臓や関節のリウマチ、腎臓病、しょう紅熱、皮膚疾患などたくさんの病気があります。

 

これらの病気を引き起こさないよう我々歯科医はいろいろな情報を勘案して治療法を決めています。その歯が我々の体に最大限健康に寄与できるようにしています。