お口ポカンの原因は何?
2021.02.12
(2021年2月12日)
『お口ポカンがよくないことはわかったけれど、何でするの?』
こんにちは。安城市の神谷歯科医院院長の神谷繁彦です。
お口ポカンが良くないことは前にお話ししました。
ではなぜお口ポカンが出てしまうのでしょう?
やはり原因があるように思います。
一つは授乳の問題かと思います。
昔は皆母乳だったので、吸啜に力が入り、口唇が鍛えられたのですが、
最近は母乳の出が悪いとミルクにしてしまうことが多く、
授乳時に口唇にあまり力が入らなくても飲めるようになりました。
このため、口唇が鍛えにくくなってきたことは否めません。
次に問題になるのは鼻詰まりです。
鼻詰まりがあると鼻で呼吸することができず、当然口を開けないと息ができません。
口呼吸はいろいろな欠点があることは前に書きました。
鼻詰まりがひどくてどうしても口呼吸になってしまう場合は、まずは耳鼻科に行きましょう。
睡眠中の口呼吸はいびきの原因になりますが、口を開かないようにするテープを貼ることである程度改善できます。
テープは専用のものでなくても構いません。
ドラッグストア等で売っている医療用のテープを、口が閉じるように縦にやさしく貼るのもいいでしょう。
また意識して鼻で呼吸して、鼻の呼吸を習慣にしましょう。
口の周りの筋肉のトレ=ニングをするのも効果的です。
代表的なのが「あいうべ体操」です。
「あいうべ体操」は「あー」と言いながら大きく口を開け、「いー」で口を横に、「うー」で口を窄めて、最後に「べー」で思いっきり舌を出します。これを1日30セット行いましょう。
いかがでしょうか。
口呼吸は習慣になっていますので、なかなか鼻で呼吸する習慣を身に着けるのは難しと思います。
でも、あきらめずに口を閉じることを意識することが大切です。
それがお口ポカンを治す大きな道になり、お口や全身の健康に寄与できればと思います。
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